菅元総理が退任して、新しく就任した野田総理。
野田総理は、松下塾の1期生ということもあり、「ようやくまともな人間が出てきた」と思われていたものの、結局は、増税案を覆すことが無いだけではなく、議員の給料カットや定数の引き下げには何の反応をすることも無いという状況になってしまいました。
このような状況に世論も納得することはなく、支持率は下がる一方です。
最初こそ、菅総理とは違い、論理がしっかりしていて説明能力のある総理大臣という印象を持っていましたが、今となっては、強いものに良いかをするだけの小心者のようにしか映らないという人も少なくないのでは無いでしょうか。
よくよく考えてみれば、総理大臣に期待するということ自体が大きな間違いだということを思い知らせれました。
数ヶ月前に総理大臣になって、1年以内に解散し退任することがほぼ見えている人間が、議員の給料カットや定数の削減について行動すれば、党内から必ず反発が生まれます。そうなると、総理大臣退任後に、居る場所がなくなってしまうということが関係しているのでは無いでしょうか。
結局は、世論を敵にすることよりも党内の居場所がなくなってしまうということの方が、1人の議員にしては大きな問題です。
場合によっては、議員定数削減により、自分がターゲットとなってしまうことだって考えられます。このような身の保身を考えると、党内から恨まれるような政策は行わないというのは容易に想像出来る話です。
結局は、自分の居場所を確保したまま、財源を確保出来る最も安全な方法として、消費税の引き上げという形に踏み切ったのでは無いでしょうか。
もしも本当にこのような意味合いで考えられているのであれば、本当に総理大臣の価値というものは、無いように感じてしまうものです。
総理大臣と言っても、結局は、民主党の1人の議員。
党の考えに背いてまで国民の意見を反映する政策、更に、自分たちに火の粉が振りかかってくるかもしれない政策行うというのは、小心者の総理大臣には耐えられないのかもしれません・・・。